memoireトラック5　お気に入り度：★★★

旧仕様のmemoireでは、この曲がトリになります。
memoireDXでは、この後にバロックが控えていますが、
このseraphは、アルバムのトリを飾る曲としては、
若干役不足の感を感じざるを得ないです。

私は余りこの曲に思い入れは無いです。
歌詞に｢殺す｣という言葉が良く使われていて、
それが余りに飾り気が無くて、直接的な表現なので、
興ざめしてしまいます。

ただ、世界観としては、
TETSU脱退後のGacktの作る歌詞に、
少なからず影響を与えていると思える作品なので、
その点では興味深いです。

memoireの作品はTETSU時代で、歌詞もTETSUが
制作したものだから、Gacktは関わりないように思えるが、
実際は全くかかわりが無いわけではないです。
MALICE MIZERに加入した当初は、
Gacktが歌詞を作った作品は少なく、
ライブではTETSU時代の作品を彼は多く歌っています。

そういう意味では、memoireの作品全てが、
Gacktに影響を与えうるのですが、
歌詞を吟味してみると、seraphの世界観は、
"エーゲ"、"ヴェル･エール"、"Le ciel"、
と言った作品に繋がるものを見て取れるので、
彼にとって、結構重みのある作品だったのではないかと思います。

◆↓ライブ動画↓◆