INCOHERENTS
作詞:Közi 作曲:Közi

〜右眼に片眼鏡の紳士左眼にちょっかいだす〜

カタルシストラック3 お気に入り度:★★★★★

これもKöziらしさ溢れる作品です。

ごちゃごちゃ感といい、意味不明さといい、
Köziの世界以外何者でもありません。
歌詞の前後の論理のつながりなど殆どなく、
「心象」を言葉に表現してみたという感じがします。

私の感じた感想ですが、歌詞全体を通して、
舞台での光景という感じの雰囲気のように思います。
恐らく、幾度となくライブで様々な演奏をしてきたKöziの
心象風景のようなものを歌詞化したということではないでしょうか。

漫画サイトを運営しているように
私は普段から絵を描く人間なのですが、
その立場で考えると、この作詞スタンスは何となく分かります。
特に、具象を描くときではなく、
抽象を描くときの心理状態に近いのではないか、と思えます。

具象を描くときは、物と物の遠近や、光の陰影や、
その他諸々の現実の状態を分析して、画像化するのが大事ですが、
抽象を描くときは、そういうこまごまとしたものに捉われず、
(むしろ、無意識に捉われてしまう所をいかに払拭するかが重要)
どう感じたかを表現することが最優先になります。

何を感じながら、この言葉をつむいだのか・・・、
というところに注目していくと、この曲の面白みが深まると思います。

◆↓聴いてみる↓◆



◆↓ライブ動画↓◆

Live Collageのリストの中のライブ動画です。
CDより1オクターブ高い声で歌ってます。
CDの方が好きです。。