GROTTESCA
作詞:Közi 作曲:Közi

〜その存在だけで意味をなし 増殖し繰り返す
  総て飲み込み無意味をなし 結合して廃墟と化す〜

カタルシストラック2 お気に入り度:★★★★

アルバム「カタルシス」実質1曲目。
極めて難解な歌詞の多いKöziの楽曲の中でも、特に解釈が難しい曲です。
歌詞は確かに言葉で書かれていますが、その意味を理解することは殆ど出来ません。

恐らく(というか間違いなく)曲のテーマとは全く関係ないんですが、
冒頭に引用した部分が、IT技術におけるSSL(暗号化)の仕組みを彷彿させます。
あの暗号化の仕組みって、確か暗号化前の原文に戻すのには鍵が必要で、
鍵なしでは原文に戻すために必要な試行回数が天文学的な数になるため、
実質解読不可能となる・・・というものだったはずです。

数学の因数分解のようなもので、
因数分解されたものを展開するのは簡単ですが、
展開された数式を因数分解するのは難しい、
という関係の仕組みに類するものと理解しています。

・・・というような暗号化の仕組みと
この歌詞が似ているような気がするのは、多分私だけだと思います。。


◆↓聴いてみる↓◆
ちょっと動画としては酷いもんですが・・・、これしかなかったので。
絵の方がDir en greyになってます。
こんなことしても、どっちも喜ばないだろうに・・・。



◆↓ライブ動画↓◆
こちらはライブ動画です。正直、良いとは思えません。
やはりKöziはギタリストであり、ボーカリストではないということです。
声が全然出ていません。

Köziの曲って、非常に芸が細かいので、
ライブ演奏でその良さを劣化させず表現するのは、
相当ハイレベルの技術がいるようにも思います。ボーカルもしかり。

Manaのようにボーカル担当を別に用意した方がよかったかもしれないとも、
思いますが、務まるボーカルもなかなかいないかもしれませんね。
現在のKöziはソロ活動はしていませんが、
これを見る限り、ライブは殆ど成功とはいえない結果だったと思います。
成功していれば、今もソロ活動をしていると思うので。。