Babylo
作詞:Közi 作曲:Közi

〜何処までも舞い上がっていこう
  SUCAM! TRASH! FREAKY! ESCALATION!〜

LOKI N' ROLLトラック3 お気に入り度:★★★★★

LOKI N' ROLL2曲目です。
冒頭の太鼓の音が印象的ですね。
1曲目のロックな激しいノリを受け継ぎ、
この曲も、激しめの雰囲気になっています。

LOKI N' ROLLの方はまだ、冷静な思考が見て取れますが、
こちらはもう、何かラリった感じになっていて、
破滅的なハイテンションになっています。
「あぁ トンデミタラ あぁブットンデミダラ・・・」
という文言が何度も繰り返されます。

使われている単語がかなり難解で、
歌詞の意味を取るのが正直困難です。
冒頭の引用にある、SUCAM,TRASH,FREAKY,ESCALATIONというのは
どれも、クズとかゴミとかそんな感じの意味で、
どれも大差がありません。

タイトルのBABYLOは恐らくはBABYLONから来た造語だと思いますが、
何故BABYLOというタイトルにしたのか、皆目見当がつきません。
乗りは激しく明るいですが、歌詞は非情に謎に満ちています。

曲の終わりに呟く様に吐き捨てられている単語は、
PARAISO,BARBAOI,BABYLOです。
PARAISOは「楽園」。
BARBAROIは非情に難解な単語ですが、
「反攻」を意味する言葉のようです。

語源を簡単に調べましたが、
1970年頃、アメリカのサウスダコタのCankpe Opi(傷付いた膝)
と呼ばれる地域で、白人の度重なる迫害に怒ったインディアン達が、
蜂起したウンデット・ニー占拠事件というのがあったようです。

その時のインディアン達の反抗の雄たけびが、
BARBAROIだったようです。

BABYLONは、有名なメソポタミアのバビロニア王朝の時代の
古代都市ですね。ハムラビ王が治めた時代です。
3つの単語に、全然関連性が感じられません。

というか、BARBAROIなんて言葉を何でKöziは知っているのか、
とても気になります。

制作の意図は今一汲み取れませんが、
その破滅的な言葉遣いや、BARBAROI=反攻という単語からも、
アルバムLOKI N' ROLLのテーマを受けた作品、
といえるのではないかと思います。

楽器もいろんな音がごちゃごちゃとちりばめられていて、
Köziらしさが出ています。

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