...................
作詞:DADA 作曲:KALM

〜毎晩 屋根裏部屋に彼は閉じ籠りながら、何も喋らないお人形に話しかけてる〜

人形娼館トラック5 お気に入り度:★★★

人形娼館5曲目。Dance With Skeletonと並んで
マイナーな曲ですが、こちらの方が出来が良いです。

冒頭に紹介した歌詞は、歌い出しの部分です。
のっけから、どうしようもないダメ人間ぶり全開です。
歌詞カードを始めてみた時、びっくりするくらいダメな状態に爆笑もんでした。

この主人公の「彼」に愛されたお人形は
自分も人間になりたいという思いを秘めています。
そんなある日、鏡の奥から来たマダムが
魔法を使って、彼女を人間にします。
ストーリーはそんな感じです。。

最後は、人間になったお人形が、
彼がいつものように自分を抱きかかえてくれるまで
お人形のフリをしておいて、驚かせてやろう!
速く彼が帰ってこないかな・・・
と心待ちにしているところで終ります。

「彼」はどうしようもなくダメ人間ですが、
ストーリーとしては意外にハッピーな展開を見せています。
ですが、これは額面どおりのハッピーエンドではないと
私は思ってます。

マダムは人間の女の子にしてやる代わりに、
このお人形に「契約書にサイン」をするように要求しています。
多分、「彼」の魂とかが代償になっているのでは..?
そう考えると、この人間になったお人形は
二度と帰ってこないご主人様を永久に待ち続ける事になりますね。

中々、裏に含みのある面白いストーリーになっています。