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破戒の果て

作詞:mana作曲:mana お気に入り度:★★★

歌詞

The voice of temptation whispers at your ear
The sound of fear upsets your heart
The innumerable shadows you can see change into different shapes around you
     ─around this gloomy place
The voice of temptation whispers at your ear ─the sound of fear…

Break out from the husk
Release your dark mind
And awake ─the end of agony

Spread your invisible wings at the moment you fly away
This false jail collapses and takes in the stillness around you
─The sorrow suddenly turns into kindness

静謐さと激しさの混在する曲

女性コーラス中心、一部に男性コーラスもはさむ合唱曲です。メインヴォーカルがなく、歌詞は全て英語と、かなりとっつきにくい印象のある作品です。「虚無の中での遊戯」も主要な部分がコーラスで構成されていますが、デスヴォイスを挟んだり、一部に日本語の歌詞が含まれたりといった変化があるのに対し、本作にはそれもありません。MALICE MIZERの楽曲の中でもかなり特殊な部類のものと思います。

これも映画用に創られた?

恐らく、本作も映画「薔薇の婚礼」での使用を念頭に創られた楽曲と思います。ただし、使用はクライマックスの1ヶ所のみ(ヴァンパイア同士の戦いのシーン)です。「聖なる刻 永遠の祈り」「虚無の中での遊戯」「血塗られた果実」「地下水脈の迷路」などが随所に使用されているのと比べると、明確に使いどころを絞った可能性があります。

Moi dix Moisのコンセプトの原型か

本作では、コーラスとパイプオルガンによるクラシックテイストと、ギター・ベース・ドラムのロックテイストが、時には交互に、時には同時に、激しく交錯します。今までのMALICE MIZERにはない実験的な構成と捉えることもでき、manaが新しいスタイルの模索をした作品でもあると考えられます。

manaは、MALICE MIZER解散後、Moi dix Moisというバンドを結成し、音楽活動を続けていきます。その時のコンセプトとして、「クラシックとロックの融合」を提唱しています。その片鱗が、本作の制作過程からすでに芽生えていたかもしれません。