虚無の中での遊戯
作詞:mana作曲:mana お気に入り度:★★★★
歌詞
Caught between the crevice of delusion and reality
surge vague twine rip assault mind
Through the shattered pieces of glass Countless rays of light are reflected
In my ruined and dissolute mind
I ridicule nihility
surge vague twine rip assault mind
Through the shattered pieces of glass Countless rays of light are reflected
In my ruined and dissolute mind
I ridicule nihility
ピアノに導かれるクラシックホラー
第III期への過渡期にシングルで発表された作品です。メインヴォーカルのない、女性コーラスとサブの男性コーラスで構成される旋律は、クラシックの雰囲気を演出しますが、所々挟まれるデスヴォイスやシンセサイザー、パーカッションによって、ロックのテイストも持っています。その点、後にmanaが公言する「クラシックとロックの融合」の片鱗が見えるといえます。
MALICE MIZERでのデスヴォイスの使用は、この曲が初めてではないでしょうか。第II期にもそれっぽいのは幾つかありますが、MALICE MIZERでのデスヴォイスはかなり珍しいです。
映画のシーンを思わせる世界観
正直なところ、歌詞カード通りの順番で歌っていない部分もあり、耳で歌詞を追うのはかなり困難です。
しかし、ピアノ伴奏をバックにした女性ソロのパートなどは、映画のワンシーンを思わせるドラマチックさがあり、歌詞が聞き取れなくても、音だけで十分楽しめます。
歌詞から意味を読み取ると、暗い闇の妄想と現実の理性のはざまで苦しむ主人公の葛藤を表現したものと捉えられます。Gacktの作詞と違い、歌詞のストーリー性は薄れた一方、音で聴き手を楽しませる傾向が強まった印象があります。
詩には日本語パートがあります
歌詞カードには書かれていませんが、曲の終盤に日本語で歌われている部分があります。こんな感じになっています↓
刻(時)の彼方から光射す目醒めははるか過去
闇の彼方から永遠の瞬間(とき)を刻む過去
manaは前世の夢を見るらしく、その世界を作品に描いている。というようなことを言っていたことがあります。歌詞はそういう世界観を感じさせますね。