Le ciel
作詞:Gackt作曲:Gackt お気に入り度:★★
歌詞
流れ落ちる真っ白な涙が風に吹かれ時間を刻む
僕を見る汚れを知らない瞳は
果てしなくどこまでも続く大地を映し
小さな指で忘れかけていた僕の涙の跡をなぞる
君の細く透き通る声が僕を離さない
僕がここに居続けることは出来ないのに・・・
Ah...こぼれ落ちる涙はお別れの言葉
何も聞かず、ただ僕の胸に手を当てて微笑を浮かべ
君の頬に口づけを・・・僕は君を忘れない
もっと強く抱き締めて僕が空に帰るまで
君の細く透き通る声が僕を離さない
もっと強く抱き締めて僕が消えないように・・・
僕が消えないように・・・
ライブのクライマックス曲
シンセサイザーの装飾的な旋律が印象的な曲です。ライブのクライマックスの曲と言うこともあり、ライブDVDにあるLe cielでは、演出も相当大がかりです。元々派手なMALICE MIZERの衣装ですが、この曲のパートでは衣装替えをし、さらに派手なコスチュームで全員が再登場します。
「天に還る」シーンを歌っているためか、みんな羽根が生えてます(笑)。Gacktは空から登場し、歌い終えると再び空に還っていきます。
ヴェルエールを発展させた世界観
MALICE MIZERで唯一、Gacktが作詞したのが本楽曲ですが、創作の舞台裏を雑誌のインタビュー記事で彼が語っています。(すみませんが、ソースは記録してないので書けません。私の記憶ベースです。)
それによると、ヴェルエールのPVのロケで草原で息を引き取ったヒロインを抱きしめて主人公がうずくまるシーンを演じていた際、どこまでも広がる空と草原の風景から本作の着想を得たようです。
メンバー間の禍根を残した作品
この曲自体が引き金になったかは分かりませんが、この曲をリリースしたあたりから、溝ができかけていたGacktと他のメンバーとの関係が修復できない段階になってしまったようです。
第II期はMALICE MIZERの全盛期といえますが、人気が高まったのはGacktのライブパフォーマンスによるところが大きいです。加えて、merveillesの世界観のクライマックスをGacktの世界観で創り切ってしまったことで、結果的に表現の場がGacktの独壇場になってしまった嫌いがあります。
第II期MALICE MIZERの解体劇はいろいろ物議をかもした事件で、詳細については別途コーナーを設けて考察したいと思いますが、MALICE MIZER結成当事者のmanaやK?ziにとって、表現の場をGacktに持っていかれた感のある本作は、素直に受け入れがたいものがあったかもしれません。
そういういろいろな現実の問題がどうしても見え隠れしてしまうので、純粋に曲を味わうべきだとは思うのですが、私は今一つ世界観に浸れないところがあります。
ライブ動画
PV