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追憶の欠片

作詞:Gackt作曲:Mana お気に入り度:★★★★

歌詞

僕の思考は次第に勾配を増す闇の螺旋の中に
砕け散り空へと落ちていく
深く戸惑う心の隙間を舞いながら言葉を探して
僕の罪がまた始まる

微笑み合いぼやけていく姿だけ浮かべて
足早に通り過ぎる言葉さえ見えない
少しだけ抱きしめた嘘の空を

追憶の破片はにび色に霞んでいく無言の悲鳴に身を震わせる
何かの終わりと色褪せた記憶だけ抱えてあの空へ落ちていく

誰も止められない… 僕が落ちていく
ほんの少しだけ今を抱きしめたから

消えかけの蝋燭のように眠りに落ちた
古い瞬きが光を放つのに耳を立てる
Tell me… tell me… tell…

少しだけ抱きしめた嘘の空を

誰も今までの惨烈な軌跡など知らない道徳がぼやけていく
「人」と詐称する僕は豊かな黒い色彩を契れた指でなぞり合う

追憶の破片はにび色に霞んでいく無言の悲鳴に身を震わせる
何かの終わりと色褪せた記憶だけ抱えてあの空へ落ちていく

誰も止められない… 僕が落ちていく
誰も止められない… 空に落ちていく
誰も止められない… 君と落ちていく
ほんの少しだけ今を抱きしめたから

悪意と悲劇を掘り下げる作品

「MALICE MIZER」は「悪意」と「悲劇」という意味ですが、バンド名を深掘りするような世界観です。前のトラックの「Transylvania」のストーリーを引き継ぎ、ヴァンパイアの世界観のようにも読み取れます。歌詞に現れる一人称の「僕」は人の心を残したヴァンパイアなのではないかと思います。

人を陥れ、次々と餌食にしていく吸血鬼でありながら、血を求める抑えられない衝動のはざまで、人であった時の良心が際限なく己を苛む、そのような世界観でしょうか。

各楽器のバランスが良い

静かなピアノの旋律から、突如ギターの旋律が乱入し、メロディアスが展開します。ベースとドラムの存在感も良く、各楽器がそれぞれいい役割を果たしているように感じます。特にサビの部分のピアノが好きです。当時のライブでは、恐らく打ち込みだったと思いますが、ピアノ演奏も生で入っていたらすごくいいライブになる楽曲と思います。


ライブ動画