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INCOHERENTS

作詞:Közi作曲:Közi お気に入り度:★★★★

歌詞

Je ne sais pas ou c’est. Ce n’est pas possible.
イカレタ頭にこそ相応しいBOURGEOIS舞踏会
スカシタ連中は持ってないNOBLE SAVAGEの称号
Je ne sais pas ou c’est. Incroyable!
曲がり形にも罷り通る支離滅裂なレビュー
なにをどうあれせよとか言うの全く関係ナイ

うたいはねをどりいでよ劇場に
夢のIDEAが静かにかもし出された
ひらいたひらいた何の華ひらいた?
ETRANGEデデステなオブジェなのです
Oh la la! Tiens! C’est etonnant.

Je ne sais pas ou c’est. Ce n’est pas possible.
場面は転換ディナーは蛇のフルコースでOf course!
目がぐるぐるまだらみだれSTRIDENTEUR約一名
Je ne sais pas ou c’est. Incroyable!
右眼に片眼鏡の紳士左眼にちょっかいだす
Ca va bien comme ca? Oui, comme sa.
Ou est-ce que je suis? Ca, je n’en sais rien.

今宵はねきどりいでよ劇場に
夢のIDEAが静かにかもし出された
切り裂いたきみ咲いた想うように咲けた?
INUSITEなデコーラムパントマイムなのです

カラクリいく幻にカラクル幻を
吹き吹けば呼びも呼ばれも密やかにすべてが・・・

Ca c’est l’histoire.

カオスなKöziの世界

Köziらしさが最も表れているともいえる、混沌とした世界観の作品です。捉えどころのない言葉が羅列される歌詞に意味を読み取るのはなかなか困難です。

ややホラーっぽい導入部が流れた後は、ベースとギターがリズムを刻むかなりシンプルな曲調で展開します。メロディアスさはなく、歌もサビのパート以外は、呟きをくりかえすような形で終始します。

フランス語の挿入句の意味

本作の歌詞の中にはフランス語のフレーズや単語が幾つも挿入されています。しかし、それらの意味を調べてもやはり捉えどころはなく、歌詞の理解の参考にはならないかもしれません。例えば以下のような内容です。

Je ne sais pas ou c’est. Ce n’est pas possible.
どこにあるんだろう。そんなはずはない。

Oh la la! Tiens! C’est etonnant.
おお!ほら、すごいですね。

Ca va bien comme ca? Oui, comme sa.
Ou est-ce que je suis? Ca, je n’en sais rien.
これで良いのでしょうか?そう、こうだ。
ここはどこだ?知らない。

伝わってくるもの

全体的に伝わってくるのは、「こうあるべき」というような考え方を徹頭徹尾否定するマインドです。既成概念を覆すともいえるかもしれません。

恐らくはMALICE MIZER時代に自身が築き上げてきたものをかなぐり捨て、新たな表現を追求しようという姿勢なのだと思います。そう捉えるとソロ活動開始から見られる、Köziの一貫した姿勢に通ずる信念が読み取れそうです。

本作については、作品として綺麗にまとめることさえも「捨てる」ことを意識したようにも思えます。絵に例えるなら、具象画をやめ、抽象画を描いたというようなところでしょうか。

ステージに立つ自分の姿も意識している?

「劇場」という言葉が前後半を通して使われており、混沌とした世界観の中、ステージに立ち、聴衆に見られる自分を意識したつくりにはなっているように思えます。人に見られる外見は整えていても、中身はカオスだ。というような視点も見受けられます。

この辺りにもヴィジュアル系で成功してきた自身の経緯をかなぐり捨てようという試みが見て取れるように思えます。