カタルシス

Közi渾身の1stアルバム

今、振り返るとこの時期がソロ活動のKöziがもっとも勢いの乗っていた時期だったかなと思います。

アルバムにはKöziらしいこだわりが随所に見られます。

例えば、１stシングルのタイトルは″KHAOS/KINEMA″でしたが、本アルバムの１曲目は″KINEMA″、最後は″KHAOS″となっています。１stシングルでは、CDのタイトルでしたが、これらのタイトルの曲はないです。

他にもMALICE MIZER時代につながりのあった水無湖やHaruhiko Ashが作詞を担当したコラボ作品も収録されています。

この音源の作品群は、manaに少なくない影響を与えたと思われます。

Köziはこの音源でも新たな表現の試みを行っていますが、Moi dix Moisでの活動をしていたmanaも、この時期にメンバーの入れ替えがあり、方向性の再検討をしていた様子がうかがえます。

この時期のmanaの作品にはKöziの作品からインスピレーションを受けたのではと思われるキーワードが幾つか見て取れます。