Moi dix Mois
MALICE MIZERのリーダーである、Manaが解散後のソロプロジェクトとして始動したバンド。
ヴォーカルにJuka、ベースにKazunoを組織し、3人のメンバーとして立ち上げました。
ドラムはサポートメンバーとして、Tohruが務める。
ドラムをサポートとしたのは、MALICE MIZER時代の亡きドラマー、Kamiへの配慮だったのでしょうか。
MALICE MIZERのときも、Kamiの死後、Shueというドラマーがいましたが、あくまでサポートメンバーでした。
メンバーは2ndシングルである、Shadows Templeリリースあたりで、
ギターにKが加入、ドラムのTohruもこのタイミングで正式メンバーとなりました。
しかし、ヨーロッパツアーの後、ヴォーカルのJukaが脱退。
これを期にManaはメンバーの刷新を行い、ベースのKazuno、ドラムのTohruも消されてしまいました。
Jukaについては、「ロックという音楽性に彼は馴染めなかった様だ」というようなコメントをManaは残していますが、
Kazuno、Tohruについては全く触れていません。ベースのKazunoは好きだっただけにこの扱いは残念でならないです。
新メンバーとして、ヴォーカルにSeth(公式に発表はないが、ex.Brain HackerのSEIJI)、
ベースにSugiya、ドラムにHayatoが加入してます。Sugiyaは猫背が気になって、わたしは全然好きになれなかったです。
あんなの入れるくらいならKazunoを残してほしかったです。
JukaとKazunoはどうも仲がよい方だったようですので、KazunoはJukaに同調して脱退したのかもしれないです。
脱退後のJukaは、何度かKazunoと共演していますし。
※追記
2011年現在、JukaはShauraと芸名を変えてソロ活動中、
KazunoはサポートベーシストとしてJukaの活動に参加しているようです。
Hayatoも今いち好きじゃないです。ロックファンのあるサイトによれば、
Hayatoのドラム技術はTohruより上手いらしいですが、素人の私にはよく分らないし、
見た目的にはTohruの方が良くね?って思います。
ヴォーカルのSethですが、歌唱力は低いといわざるを得ないです。
CDを聴く限りでは気にならないのですが、ライブDVDの歌を聴くと
Jukaとは実力差が雲泥とまでは言いませんが、かなり開きがあります。
Moi dix Moisはクラシックとロックの融合というテーマで、
暗黒、背徳、吸血鬼などをモチーフにした歌詞で作品が作られています。
所謂ヴィジュアル系の歌といってしまって間違いないです。
世界観としては、この手の系統の題材としては、正直言ってありきたりの域を出ず、
歌詞の内容にさほどの魅力を感じることはできなかったです。
・・・のは、最後のアルバムの前までで、最後にリリースされたアルバム(DIXANADU)はかなり良い出来でした。
しかし、このあたりの時期から、Versaillesを結成することになるHIZAKIが、
ヴィジュアル系、その中でもクラシックとロックの併用する手法で頭角を現し始めていて、
Manaの作風は完全に食われてしまったと言う感じがします。
残念ながら、音楽性も演奏技術もManaが今後HIZAKIを押しのけることは不可能ではないかと思います。
実際、バンド自体は解散していないものの、DIXANADUを最後にアルバムのリリースはないです。
Moi dix Moisのホームページも更新が止まったままになっています。
現状、Moi dix Moisについては、下降線を辿り続けている事は否めないです。
◆加筆◆
上のコメントを書いてから、かなり時間がたち、
状況はかなり変わってきています。
以前のコメントでは、Versaillesの台頭でMoi dix MoisのManaは
完全にお株を奪われてしまう形になり、下降線を辿り続けていると言う事を書きました。
しかし、そのVersaillesもBASSのJasmin YOUが逝去してからは、一時の勢いを失って、
現状では特別に二者を取り上げて、
Moi dix MoisのManaがHIZAKIに喰われる形になったと言うような状況ではなくなってきています。
BBSでManaファンと思われる方に、苦情も頂いたことですし、
遅ればせながらその点について言及することにしました。
しかしながら、Moi dix Moisもかつての勢いはない事自体は否めないです。
Gackt脱退以降、MALICE MIZERの運営、解散、そしてソロプロジェクトのMoi dix Mois結成、
そしてその後の活動において、Manaが気をつけてきたこととして、
1年以上音源を出さない空白期間を作らない、というポリシーがありました。
それは、ファンをひきつけておく上で、譲ってはならない彼なりの一線であったと思うし、
このポリシーは、かなり長い間守られ続けてきました。
現状では、DIXANADUを最後にこの活動方針は揺らいできています。
ただ、Manaは今年の春頃から新しい音源製作に着手を始めているらしいので、
今後これがどのようなものとなるかは注目していきたいです。
- ◆Dialogue Symphonie
- 1.Dialogue Symphonie
- 2.forbidden
- ◆Dix infernal
- 1.Dix infernal
- 2.La dix croix
- 3.front et baiser
- 4.Ange
- 5.tantation
- 6.Solitude
- 7.Pessimiste
- 8.Gloire dans le silence
- 9.L'interieur Dix
- 10.Detresse
- 11.Priere
- 12.Dialogue Symphonie-x
- Dix est infini